MUKU

木の名前の不思議な話

みなさん木の名前ってとても不思議だと思いませんか?なぜかって実はひとつの木にいろいろな呼び方があったりします。今回MUKUが取り扱いを始めたミャンマー原産の木材「ビルマローズウッド(Burma rosewood)」もたくさんの呼び方があって困ってしまいました。

日本でローズウッドといえばインドローズウッドをイメージする方が多いと思います。このインドローズウッドも最近では入手困難な希少材のひとつです。私たちがローズウッドをご紹介した際、多くの木材会社から反響をいただきました。しかし、ビルマローズウッドとインドローズウッドは明らかに色や木目が違うという意見も多くいただきました。

そこで現地のパートナーに正式名称を聞いてみたところ、その返事は「ビッグフルーツツリーサンダルウッド」⁉︎だそう…なんという長い名前。次にビルマローズウッドの輸出書類を確認してみると、そこに書かれていた名前は「PRADU WOOD」。で、PRADU WOODを調べてみるとタイ語で「カリン(花梨)」となっています。えっ、カリン?カリンなら知っている!

さらにPRADU WOODを深掘りしてみると中国の文献に「ビッグフルーツツリー“白檀”」と出てきました。白檀の英語名はサンダルウッド。だからミャンマーのパートナーも間違っているわけではなさそうです。

他にも手違紫檀だとかたくさんいろんな名前が出てきてキリがないので、迷宮に迷い込む前に答えを出すとしたなら「ビルマローズウッド」は「PRADU WOOD」で「カリン」です(笑)

MUKUではこのビルマローズウッドを、日本で馴染みの深い「カリン(花梨)」という名称で紹介させて貰います。ラオス産のカリンも入手困難な希少材となっていますのでミャンマー原産のカリンにご興味がある方はぜひご連絡ください。

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